日本通運、ビックデータ活用で物流拠点の最適配置を分析

日本通運は、客が保有するビックデータを活用し、物流拠点の最適配置分析を行う新機能を開発し、提供を開始する。客が保有する既存物流拠点での入出庫データや販売先への受発注データなどのビックデータを活用し、物流の観点から科学的に分析を行うことで拠点の適合性判断、追加、再編につなげるプランニングを可能にする。

また全世界が分析対象地域で、客の今後の販売戦略に応じ、該当国の国内ロジスティクスの分析のみならず、国をまたぐ拠点の分析が可能になるほか、物流コストの削減や納品リードタイムの短縮、拠点数の見直しなど、客の要望に応じた目的別に分析が可能になる。

客の海外進出は製造拠点を軸に拠点展開されてきたが、近年は進出先の市場をターゲットとした販売活動に重点が移り、製造から販売に至るグローバルサプライチェーンの最適化が求められていた。海外における販売活動が拡大や深化することで、販売先の量的な拡大、再編が進んでおり、それに対応する物流拠点の追加、再編といった課題に対応する。