郵船ロジスティクスは、同社ドイツ法人がフランクフルト空港発着の航空貨物輸出入の取り扱いにおける医療・医薬品の輸送品質基準であるGDP認証を取得したことを発表した。
オランダのアムステルダムに続き、欧州における航空貨物のゲートウェイでGDP認証に沿った取り扱いを充実させることで、陸上輸送、海上輸送とも連携し、安全性の高いロジスティクスサービスを提供する。今回取得した範囲は、フランクフルト空港での航空貨物輸出入の取り扱いで、輸送品質はGDPのガイドラインに沿って厳格に運用される。定期的なスタッフのトレーニングや点検を実施するなど、ガイドラインに準拠することで、医療・医薬品における輸送の品質が維持される。
同社は2015年9月にアムステルダムでGDP倉庫を開設し、アムステルダム空港発着の航空貨物と欧州域内の50,000地点をカバーする定温混載輸送サービスを組み合わせたサービスを拡充させるなど、欧州地域を中心に医療・医薬品サプライチェーンの充実を図ってきた。欧州域内での航空貨物のゲートウェイであるフランクフルトで今後GDP認証に沿ったサービスを提供することで、ドイツ国内や東欧向けの貨物などを中心に客の選択肢が広がる。同社は欧州域内の医療・医薬品物流の強化を進め、2018年春ごろまでにベルギー・アントワープ倉庫を約8,000平米拡張し、オランダ・ローゼンダール近郊に約11,000平米の医薬品専用倉庫を新設する。