佐川急便は、新潟県の北越急行と本格稼働を目指して実証実験を重ねてきた貨客混載事業の運行を4月18日から開始した。運行は平日のみで、2両編成の車両でうらがわら駅~六日町駅の46.8kmを貨客混載する。
なお、旅客列車を利用し、新たな貨物輸送サービスを提供するとともに、輸送の効率化、環境負荷低減等を図る本貨客混載事業は、改正物流総合効率化法に基づく、総合効率化計画として認定された。北越急行では、地域の公共交通として、上越新幹線、北陸新幹線をはじめ他の鉄道との接続改善を図り、鉄道ネットワークの強化に貢献するとともに、地域に密着した輸送体系を構築し利便性の向上と利用者の確保に向け、沿線自治体等と緊密に連携を図りながら取り組んでいる。
また、佐川急便では輸送ネットワークの効率化による配送品質の向上に取り組み、定時運行と安定輸送を実現できる鉄道を幹線輸送に活用することで、渋滞などによる到着遅延を防止できることから安定的な幹線輸送を実現することが可能となる。