福山通運は、3月17日から国土交通省のダブル連結トラック実証実験(新東名、東名高速道路小牧 IC~裾野IC間)に参加することを発表した。 同社では、JR貨物のコンテナを利用したモーダルシフトで、CO2 削減の環境対応・ドライバーの 労働環境改善に取り組む中、大都市圏での大量輸送を目指し、さらなる効率化を実現するために、従来よりも長い連結全長21メートルのフルトレーラを採用した。
従来の大型トラックは最大積載量 12,400キログラムだが、今回導入のフルトレーラは、最大積載量24,600キログラムと、従来の大型トラックと比べ98%アップ。一度の輸送で約大型2台分の輸送が可能となり、ドライバー不足への対応の一助になる。また、フルトレーラには原動機がついていないため、燃料を消費することなく、CO2 削減に繋がる効果がある。同社では今後、21メートルフルトレーラの運行ルート拡大と25メートルフルトレーラ(ダブル連結トラック)の導入を計画している。