鈴与、小牧物流センターが完成

鈴与は3月1日、愛知県の内陸物流拠点として同県小牧市に建設していた小牧物流センターが竣工したことを発表した。

新物流センターは、東名高速道路小牧ICから約5キロに位置し、また東名・名神・中央自動車道が交わり交通の要所である小牧JCTにも近く、中京圏だけでなく全国多方面への輸送アクセスに優れる。天候に左右されない荷役オペレーションが可能となる30×100メートルのひさしを設置し、より効率的な物流サービスが可能となる。同センターの構法は、柱を鉄筋コンクリート造りとし、梁を鉄骨造りとした混合構造を採用。これは、物流倉庫など積載荷重が大きく、また広い空間を必要とする建物に適した構法で、両者の利点を組み合わせたもの。LED照明の導入、太陽光発電設備の設置など省エネ・環境への対応を充実させるとともに、非常用発電設備を備え、災害等による停電の場合にも業務を継続できる体制を整え、BCPにも対応した物流センターとなっている。

鈴与は、名古屋港近郊の愛知県飛島村にも、自動車関連の輸出入製品をメインに扱う物流センターを構えており、今後は小牧物流センターとともに両センターの特性を活かして、中京エリアでの物流サービスの拡充を図る。