佐川急便、福岡空港国際線ターミナルに宅配カウンター

佐川急便は12月1日、福岡空港の国際線ターミナル内に、宅配カウンターを設置した。空港利用者および広域観光客の利便性向上を図り、観光消費増による地域経済の活性化に寄与する。

同社は福岡空港国際線ターミナルにて1階到着ロビーと3階出発ロビーに宅配カウンターを設置し、宅配便をはじめとする各種サービスの提供を実施する。福岡市内のホテルまでの即日配送や手荷物の一時預かりなど「手ぶら観光」を促進するサービスの提供により、旅行者の手荷物を持って移動する煩わしさを解放する。

政府は、「観光立国」推進の一環として、また2020年東京オリンピック・パラリンピックを見据え、訪日外国人旅行者が宅配運送サービスを利用し、手ぶら観光できる環境づくりを積極的に支援している。福岡空港の2015年度航空旅客数は2,137万人となり、その内国際線については465万人と5年連続で過去最高を更新。

九州全県へ訪日外国人旅行者が周遊する広域観光を促進している中、同社は2016年4月に訪日外国人向けサービスセンター「九州ツーリストインフォメーションセンター」(福岡市博多区天神)内に宅配カウンターを設置し、通常の宅配業務と合わせて「手ぶら観光」サービスを実施している。