日本通運(東京都港区)は6月17日、郵船ロジスティクス(同港区)と、名古屋発台湾向けに食品の冷蔵混載輸送サービスを共同で開発し、同日から販売を開始すると発表した。 名古屋発の冷蔵混載輸送サービスは日本初、また台湾向けの冷蔵混載輸送サービスも、日本で初めてとなる。
アジアを中心に日本産の農林水産物や食品への需要が高まり、2015年の輸出額は過去最高値を記録。輸出増加が加速する中、名古屋発台湾向けの冷蔵混載輸送サービスにより、中部地方の食品を海上輸送で少量から安価に輸送することが可能になる。新サービスでは日本通運と郵船ロジスティクスが船会社から共同でコンテナを仕入れ、両社顧客の冷蔵貨物を混載することで輸送コストを削減する。 名古屋のCFS(コンテナフレイトステーション)は日本通運の冷蔵倉庫を、台湾のCFSは郵船ロジスティクスの提携倉庫を活用し、2社が連携する。