UDトラックスは3月31日、トラック用マニュアルトランスミッションの生産を行う埼玉県羽生市の羽生工場をユニキャリアに譲渡することで合意したと発表した。この譲渡により、2012年から進めてきた生産体制最適化策を更に前進させ、経営資源の更なる集中を図る。
同社は2014年にも、生産体制最適化策の一環として、ユニキャリア子会社のグローバルコンポーネントテクノロノジーへ、鴻巣工場を譲渡している。今回の羽生工場においても、両社の事業戦略による狙いが一致したため合意に至った。ユニキャリアへ同工場の、工場建屋、設備、敷地の譲渡後もUDトラックス向けマニュアルトランスミッションの一部を継続的に生産する予定で、UDトラックスが当面の間、生産管理に携わる。その後、段階的にユニキャリアへ工場運営を移管していく。