郵船ロジスティクスは、千葉県市川市に市川塩浜ロジスティクスセンターをオープンし3月1日に本格稼働した。市川塩浜は成田空港と羽田空港の中間に位置し、東京港からも近い首都圏物流の結節点にある。これらの立地条件を生かし、新施設では国内配送はもとより海上・航空の物流ニーズにも対応でき、最適な複合一貫輸送の提供が可能となる。
施設は全体で延床面積が約15万平米あり、今後の物流需要に応じた拡張が可能となる。同施設は最新の免震プレストレスト・プレキャストコンクリート構造を採用し、地震発生時にも建物内の安全性を高め、貨物を地震災害から守る。また、施設とともに敷地のセキュリティは24時間担保されAEO・TAPAなどを取得するために基礎となるインフラも整備されている。同社はこれまで原木地区に原木ロジスティクスセンターを運営し、航空貨物を中心に保管や流通加工、配送など各種ロジスティクスサービスを提供してきたが、旺盛な物流需要に対応するため今回の移転に至った。