郵船ロジスティクス、農産物の海上CA輸送技術「Maxtend」を提供開始

郵船ロジスティクスは、リーファーコンテナのCA(調整大気)化技術「Maxtend」で、輸送サービスの提供を開始する。技術を開発したオーストラリア三菱商事と契約を締結し、同社は同技術によるCA輸送サービスを提供できる日本で唯一の物流企業となる。

リーファー輸送より高い鮮度保持品質で、航空輸送より低コストな輸送手段としてCA輸送市場を創出し、日本産農産物の輸出促進を図る。Maxtendは、輸送前にリーファーコンテナへ窒素ガスを注入、専用機器を装着し、輸送中の酸素濃度管理を通じてコンテナ内を最適な大気組成にすることで農産物の鮮度保持効果を高める技術。

従来のリーファー輸送ではコンテナ内を冷凍・冷蔵状態に置き農産物の呼吸と代謝を抑制し鮮度を保持するが、Maxtendを設置したリーファーコンテナはCA化され、その鮮度保持効果は倍増する。