日本通運、ハラール食品を対象にマレーシア発日本向けの海上混載輸送サービスを開始

日本通運は、コンテナ1本に満たない複数の客の小口のハラール食品を対象としたマレーシア発日本向けの海上混載輸送サービスを、日系物流企業として初めて7月4日から開始した。

マレーシア国内の集荷、日本までの海上輸送をハラール専用車両・専用コンテナで行うほか、マレーシアでの積み込みはハラール認証倉庫施設で行う。

日本政府は、2020年までに年間2,500万人の外国人観光客を誘致する政策を推進。今後、イスラム圏からの日本への観光客も一層増加することが見込まれ、日本国内でのハラール食品の需要が増えることが予想される。それに伴い食材も多様化し、多頻度少量の輸送需要が高まると考えられており、同社は、このような将来の需要増に的確に応えるため、今回のサービスを開始するに至った。

日通グループでは、現在、マレーシア国内でのハラール輸送認証取得に続き、倉庫の認証取得の準備を進め、また日本国内においてもハラール認証取得を準備し、今後も国内外でハラール製品のロジスティクスサービス強化を図る。