SBSロジコムの土浦支店は4月21日に東京都青山で開催された全日本物流改善事例大会 で、物流センターの印象品質の改善をテーマに発表を行ったと発表した。
同大会は、物流現場の改善活動の発表の場として公益社団法人日本ロジスティクスシステ ム協会などが主催。29回目となる今年は同社を含む30事例が優秀事例に選ばれ、4月21 日の大会1日目には物流企業や荷主企業など約200名が参加し、14社15事例が発表された。 同社は、大手スーパーであるカスミのカスミ中央流通センター(茨城県かすみがうら市)を納品で訪れるドライバーの応対を改善した、ドライ検収担当の女性チームによる「私たちにできること 顧客感動への取り組み」を発表した。
改善内容は、環境面として事務所のレイアウト変更で対応迅速化を図り、留守対策としてパソコンと内線電話を使い、作業中のメンバーと連絡を取れるようにして待ち時間を短縮したことを挙げ、また、業務面として人の動きを把握することに着目し、事務メンバーの見える化、現場作業員の見える化、そして客の見える化に取り組み、試行錯誤を重ね管理板の工夫や構内電話の活用などで克服したことを挙げた。その結果、検収待ち時間3分以上、客の納品作業全体で約18分の短縮に成功するといった効果があった。