鈴与は5月21日、日本政策投資銀行が実施する「DBJ BCM格付」において、 前回の2012年4月に引き続き、最高ランクの格付を取得したと発表した。 「DBJ BCM格付」融資は、日本政策投資銀行(DBJ)が開発した独自の評価システムにより防災および事業継続への取り組みの優れた企業を評価・選定し、その評価に応じて融資条件を設定する「BCM格付」の専門手法を導入した世界で初めての融資メニュー。
今回の審査で同社は「防災への取り組みが特に優れている」と評価され、最高ランクの格付を取得するとともに、東海地震等の大規模災害が発生した際に利用可能な融資予約を締結した。
今回の審査で評価されたのは、同社グループ約140社一体で事業継続推進体制を構築し、継続的に改善を図っている点、主要拠点の災害リスクを精緻に把握し災害対策を着実に実施している点、有事を想定して通信機器や電力供給設備を十分に配備することで代替拠点における対策本部機能を確保している点、サプライチェーン全体を一元管理している同社グループの規模を活かし、災害に備えて物流機能に冗長性を確保している点、事業継続に関する教育・訓練計画に一層実践的な訓練・演習を加え、継続的にBCPの実行性を高めている点の5点。