商船三井は2月20日、自動車船で使用済みとなった車両固縛資材「ラッシングベルト」のリサイクルスキームを独自に考案し、新しく導入したと発表した。
このスキームは、リサイクルによる資源の有効利用に加え、障がい者就労支援を実現するもので、業界初の試みとなる。従来、耐用年数を経過して不要となった中古ラッシングベルトは、産業廃棄物として処理されていたが、一定量のリサイクル可能な材料が廃棄されていることから、これらを大分県内のリサイクル業者に集約し、同県内でリサイクルすることになった。
同プロジェクトでは、リサイクルの過程で必要な解体作業を県内の障がい者就労支援NPOへ委託することにより、障がい者就労支援を通じた社会貢献活動にも取り組む。