日本通運の現地法人、台湾日通国際物流(台湾日通)は1月30日、昨年12月9日に台湾嘉義縣に「MITT倉庫」を開設し、あわせて台湾中南部で日系フォワーダーとして初めてILCライセンスを取得し、同倉庫で営業を開始したことを発表した。
ILC(インターナショナル・ロジスティクス・センター)ライセンスは、一般保税倉庫ではできない流通加工を行うために必要な資格で、開設した「MITT倉庫」では、精密機器メーカー製造拠点(保税工場)への、部品の加工やJIT配送など高度な物流サービスを提供するもの。
「MITT倉庫」は、敷地面積約2万9,389平米、延床面積約1万7,464平米で、耐震性のある重量ラック、最大32台の接車バース、赤外線を使用した警備システムなどを設置。同倉庫の開設で、台湾での日通グループの拠点は、15拠点、倉庫4棟、4万7,279平米になった。