日立物流中国が発足

日立物流は、大航国際貨運(以下、大航)の社名を3月13日付で、日立物流(中国(有限公司に変更し、5月30日に発足式を開催した。発足式には、中国政府関係者や顧客関係者、日立物流の中谷社長、日立物流(中国)の 鬼頭中国代表など、約170名の関係者が出席した。

このほどの社名変更は、成長を続ける大航を中国本土における同社グループの中核会社として位置付け、当該地域の同社グループ会社間の連携を強化することで、物流効率化のニーズが高まる中国で、さらなる事業拡大を目指すもの。

 同社グループの中国事業は、1986年4月の北京事務所設置以降、ネットワーク拡充に努め、2002年12月に上海航空股份のグループ会社であった大航へ資本参加。同社資本参加後の大航は、当初のフォワーディング事業中心の運営から、3PLサービスを加え事業拡大を図り、総合物流企業として発展してきた。

なお、4月1日付で日立物流(中国)内に営業統括本部を新設し、中国地域の営業開発や現場運営体制の強化を図っている。さらにガバナンス体制の強化を図るべく、中国地域の現地法人の管理統括を行ってきた中国統括上海事務所を廃止し、その管理統括機能を日立物流萬特可(香港)へ移管した。