ヤマトホールディングス傘下のヤマトパッキングサービス(東京都江東区、YPC)は2月27日、ヤマトグループのバリュー・ネットワーキング構想に基づく高付加価値機能を提供する流通プラットフォーム拠点となる京浜島流通トリニティーセンターを開設し、3月7日から稼働させると発表した。
これにより、東京や神奈川だけではなく、栃木や群馬、山梨などを含む1都7県の関東圏にある工業メーカー・商社にとっての製造・販売の前工程と後工程を担うことで、物流コストの削減や本業以外にかかるコストの変動費化による本業特化を支援する。
具体的には、YPCが開発したWEBシステム「EASY」の利用により、サプライヤーへの発注手続きを代行・必要な数量を必要なタイミングで納品する、調達サイドに立った最適な輸送モードの設計・納品物の荷受け作業の代行・製造ライン投入前の簡単な加工などの製造・販売の煩雑な前後工程をYPCが受託することで、メーカー社員が本業である製造や販売に特化できる環境の提供が可能になる。