日通、物流環境大賞受賞

日本通運は6月24日、同社が申請した、「エネルギー見える化システムNEES (NITTSU ECOLOGY & ECONOMY SYSTEM)を活用した省エネルギーの取組み」が、第14回物流環境大賞の物流環境大賞を受賞し、日本物流団体連合会の第23回通常総会で表彰された。

受賞した同社の取り組みは、全国に約2,000箇所ある当社のエネルギー使用事業所のエネルギー使用量を正確に把握し、全社的に省エネの効果をあげていくことを目的としたもので、開発した「エネルギー見える化システム:NEES」の導入により、電気、軽油、ガスをはじめとした全社のエネルギー使用量とコピー用紙購入枚数を一元管理することが可能となった。また、全社のエネルギー使用量の総計を算出するほか、各事業所でデータを自由に閲覧できることから、事業所単位での省エネ目標の設定・検証などがPDCAサイクルで取り組めるようになった。これにより、2012年度は第3四半期累計で総電力使用量対前年3.4%減を実現した。

物流環境大賞は、物流業界において、環境との調和がますます重要となっている現状に鑑み、優れた環境保全活動や環境啓蒙活動、あるいは先駆的な技術開発などを行うことにより、環境負荷軽減の面から、物流業界の発展に貢献した団体・企業、または個人を表彰する制度。2000年6月に創設され、今回が14回目となる。