山九は、一般社団法人日本物流団体連合会が11月27日に開催した「平成30年度モーダルシフト取り組み優良事業者・表彰制度」表彰式において、改善部門と新規開拓部門の2部門で受賞した。
改善部門では、同社全体の幹線区間輸送量のうち鉄道・海運の割合が平成28年度は47.5%であったのに対し、平成29年度は52.5%とモーダルシフトの輸送比率が向上したことが評価された。昨年度は継続部門で受賞しており、今回の改善部門の受賞で5年連続での受賞となる。
新規開拓部門においては2件のモーダルシフトを実現した。1つは兵庫県から福岡県への工業用潤滑油の輸送をトラック輸送から鉄道コンテナ輸送に切り替えたというもので、小ロット納品が指定されている案件において、幹線部分については鉄道輸送に切り替えを行ったことでモーダルシフトよるCO2削減及びドライバーの省力化を実現した。2つ目は群馬県から徳島県へのPETボトル輸送を、長距離ドライバーの確保が難しい現状において、海上輸送に切り替え、更に海上区間は無人航送のため、これまでのトラックからトレーラーに変更したことで、品質を落とすことなく CO2 削減及びドライバーの省力化も実現した。