日立物流、日本パッケージングコンテストで 「大型・重量物包装部門賞」を受賞

日立物流はこのほど、公益社団法人日本包装技術協会主催の2018日本パッケージングコンテストにおいて、同社開発の「電車部品の通函」が「包装部門賞」のひとつである「大型・重量物包装部門賞」を受賞した。同コンテストは、優れたパッケージとその技術を開発普及することを目的として毎年実施されており、今回同社の大型・重量物品の包装開発が耐久性、簡易性に優れていると評価され受賞したもの。

同社が開発した「電車部品の通函」は、箱外装に、高強度ハニカム構造プラスチック材料を採用することにより、従来の強化段ボールに比べ、約3倍の強度を確保。材料の表面強度が増したことにより、前工程における箱内面への緩衝材・固定材等の直接貼付処理が可能となった。その結果、包装作業が製品を箱に入れて蓋をするのみとなり、約50%の作業工数の削減が可能となった。箱底面には排水穴を設置することにより、浸水による製品ダメージを防ぎ、箱本体の耐水性もさらに向上している。また、繰り返し使用できるため、環境にも配慮した仕様となっている。