いすゞ自動車は、日本初となる大型LNGトラックの本格的な公道走行実証を開始する。これは、環境省事業「CO2排出削減対策強化誘導型技術開発・実証事業」で開発された大型LNGトラック、LNGスタンドを使用して行われるもの。実証に先駆けて6月1日に大阪府大阪市でLNGスタンドの開所式および大型LNGトラックの出発式を行う。
具体的な事業内容は、航続距離1,000キロ以上を実現する大型LNGトラックの開発を行うとともに、燃料充填インフラとなるLNGスタンドを構築し、主に東京・大阪間での高速走行を主体とした運送事業者による公道走行実証を行う。
同事業において開発した大型LNGトラックは、1,000キロ以上の航続距離を確保するとともに、高速走行によって最新のディーゼル重量車燃費基準からCO2排出量を10%程度削減することが可能で、運輸部門の更なるCO2排出削減に資することが期待されている。