上組は3月22日にミャンマー港湾公社との間で、ティラワ地区港ODAターミナル運営に係るコンセッション契約を締結した。
同ターミナルは日本政府の有償資金協力で建設される多目的ターミナルであり、同社は2013年にJICAから委託された協力準備調査を通じて、ヤンゴン市内の交通混雑やミャンマー経済の成長に伴う輸送貨物量の増大により、近い将来には物流拠点が既存ヤンゴン港からティラワ地区港にシフトするとの観点から同ターミナル運営の事業性を検討し、契約締結に至った。
ティラワ地区港は、ヤンゴン本港に比べてより大型の本船が着岸可能で、インナーバー(砂洲)での潮待ちがない地理的優位性を有し、輸出入貨物の迅速な受け渡しが可能となる。