佐川急便、複数の路線バス会社と連携した貨客混載事業の実証実験を実施

佐川急便は、秋田中央交通、羽後交通の路線バス会社2社と連携して、貨客混載事業の実証実験を実施する。実証実験は3月1日~3月31日に男鹿市船川港船川から男鹿市北浦湯本区間、2月14日~2月28日に由利本荘市→にかほ市区間で行なわれる。

実証内容は、路線バスの座席に佐川急便の宅配便を搭載し、旅客事業と並行して貨物輸送を行うもので、貨物輸送用に特別に客室内を改造することなく、現状の旅客スペースを有効利用するために、宅配便を収納する小型の専用ボックスを複数個利用する。

これにより移動時間の短縮による配達業務の効率化や従業員の労務負担の軽減、人口が少ない地域の公共交通網維持、地域住民の利便性確保などの効果が期待される。