佐川グローバルロジスティクスは8月18日から、紳士服中堅のタカキューがベトナムで生産しているドレスシャツを現地法人のSG佐川ベトナムのトゥーソン倉庫で入荷、検品、店舗別アソート、国内配送伝票の貼付といった物流加工をおこなった後、日本国内のタカキューの店舗までの国際一貫物流を開始した。
タカキューでは、8月下旬と2月下旬の年2回の季節物量が3倍~5倍に増加することで、キャパシティオーバーによる店舗への商品供給の遅延と、仕分けスペースと人員の確保に課題を抱えていた。そこで港SRCで商品入荷後に実施していた物流加工を、佐川ベトナムでおこなうことで、出荷の優先順位の高い物からコンテナに積載することが可能となり、日本国内に到着後、港SRCでデバンニングし、すぐに店舗へ発送することで商品供給のリードタイムを2~3日短縮することができた。さらには、労働人口が多いベトナムで作業をおこなうことで、安定した作業者を確保するとともに、全体の物流コストを11%削減することに成功した。