川崎汽船はこのほど、公益財団法人日本消防協会からエルサルバドル共和国に寄贈された消防車1台、救急車2台の海上輸送に協力する。
日本消防協会は、国際貢献と開発途上国の消防力強化に寄与することを目的に、国内の消防機関で更新時期を迎えた消防車両を無償で寄贈する国際援助事業を行っており、今回エルサルバドルに3台の車両が寄贈した。今回輸送の消防車両3台は、日本エルサルバドル協会の支援によるハンドル工事などの車体整備が行われ、4月18日に同社グループ会社のダイトー・コーポレーションが協力し、横浜港で川崎汽船の自動車専用船に船積みされた。同船は5月上旬に同国アカフトラ港に到着する予定。
同社は1969年からエルサルバドルの名誉領事を引き受けており、同国の消防車両不足の解消の一助とするために2014年から無償輸送に協力している。今回で4度目となり、合計12台(消防車7台、救急車5台)の消防車両の海上輸送を引き受けた。