三井倉庫はこのほど、横浜市中区南本牧ふ頭地区で定温倉庫の建設工事に着手した。施設は、約3,200坪の敷地に、混合構造(S+RC)、地上5階建(倉庫4層)、延床面積約9,500坪、全保管庫に定温設備を備える大型施設として2017年10月下旬に竣工予定。
計画地は、南本牧ふ頭コンテナターミナル至近のE街区に位置し、本牧ふ頭や大黒ふ頭とのアクセスにも優れるため、同施設の稼動により横浜港の輸出入貨物の効率的なオペレーションが可能となる。また、南本牧ふ頭連絡臨港道路整備事業(2017年3月より供用予定)により首都高速湾岸線 南本牧ふ頭出入口が開通し、連絡道路が整備されることで、南本牧ふ頭~主要幹線道路間のアクセスが大きく改善されるため、横浜港を起点に関東圏一体の輸配送ネットワークを広くカバーする三井倉庫の新たな基幹施設としての役割が見込まれる。