センコーと新潟運輸は８月１日、韓国で自動車運送事業を展開するHWA SUNG EXPRESS社と合弁会社NH-SENKOロジスティクスを設立し、韓国・ 釜山に物流センターを建設すると発表した。
新センターは、釜山新港隣接地の「熊東（ウンドン）物流団地」で、2017年10月に営業開始を予定。同団地では、2014年3月からセンコーと現地企業の合弁会社であるKO-SENKOロジスティクスが運営する「KO－SENKO物流センター」を稼働済み。 今回の新センター開設により、センコーは拠点機能をさらに充実し、東アジア地区での物流事業の強化、拡大を図る。一方の新潟運輸は、韓国に近い日本海側の新潟地区を中心に顧客基盤があり、日本全国への配送網を持つメリットを活かし、新センターを経由する国内外の物流需要を取り込み、国際物流事業 並びに国内輸送の拡大を図る。
釜山新港は、アジア諸国の貨物が集まる国際的なハブ港で、コンテナ取扱量は世界でも有数の規模を誇る。さらに、「熊東（ウンドン）物流団地」は自由貿易地域（以下、ＦＴＺ）に指定されており、物流に関わる煩雑な手続きの簡素化、保税貨物の無期限保管や流通加工作業が可能など物流センターの運営には優位な条件が整っている。新センターは、冷凍・冷蔵、危険物保管エリアを備えた複合機能のセンターで、商品の保管・流通加工の他、コンテナ荷役、港湾業務など、釜山新港の立地とＦＴＺのメリットを活かした低コストの物流サービスを提供する。