三菱ふそうとSYC、台湾に輸入・卸売事業を手掛ける合弁会社を設立

三菱ふそうトラック・バスは、台湾商用車販売大手の順益貿易股份有限公司(以下SYC社)と、FUSOブランドの輸入・卸売を手掛ける合弁会社、ダイムラー・トラック・アジア台湾.(以下、DTAT)」を設立した。株式は、三菱ふそうが51%、SYC社が49%保有する。合弁会社は2016年10月から業務開始予定で、輸入・組み立て・卸売り・小売り事業を一元管理し、台湾市場でのFUSOビジネスをさらに拡充する。

DTATは小・中・大型トラックおよびバスのすべてのFUSO車両を一括して輸入・卸売事業を行う。複数の企業が同事業を行っていた従来の体制と比べて、業務の大幅な効率化を実現が可能になる。FUSO製品の現地組み立てに関して、大型トラックと中型バスは引き続き三菱ふそうとSYC社の合弁会社であるMFTB Taiwan社、小・中型トラックも引き続き、中華汽車工業股份有限公司(China Motor Corporation社 以下 CMC社)が行う。

台湾でFUSO製品は1958年以来、SYC社を通じて販売されている。台湾はFUSOの輸出市場の中で3番目に大きな規模で、トップシェアを誇る。2015年のマーケットシェアは約33%だった。