三菱ふそう、小型バス「ローザ」をベトナム市場に投入

三菱ふそうトラック・バスは5月12日、小型バス「ローザ」をベトナム市場に初投入し、小型バスの現地での様々なニーズに対応すると発表した。

また現地顧客に車両を迅速に納入するため、ベトナム・ホーチミン市郊外にある専用工場で「ローザ」初の現地生産を開始した。ベトナムでは学校・幼稚園、ホテルやオフィス・工場、また、旅行者増に伴う観光地などへの送迎のための小型バスの需要が急速に高まりつつあり、こうした様々なニーズに対応するため4車型を投入。顧客の用途に応じ様々な配列が可能なシートや、バス専用に設計されたシャシーなど、ベトナムの小型バス市場ではこれまでなかったタイプの車両を「ローザ」により実現した。さらに新興国市場での耐久性を保証するため、ベトナム全土で2万キロメートルにわたる走行試験を実施した。

現地顧客に商品を迅速に納入するため、ベトナム・ホーチミン郊外にある専用工場で「ローザ」初の現地生産を開始。MFTBCの川崎工場から基幹部品を輸出し、サイゴン交通運輸機械総公社(SAMCO)でノックダウン生産を実施する。同工場は2015年3月に完成、約4万平方メートルの敷地を有し、年間生産能力は約1000台。