鴻池、インドに合弁会社設立へ

鴻池運輸とメディアスホールディングス(東京都中央区)は、インドで医療材料データベースの構築と配信、医療材料データベースを用いた物流ネットワークの構築などを行う合弁会社をインド北部ハリヤーナ州グルガオン市に設立することで合意したと発表した。出資比率は鴻池運輸70%、メディアスホールディングス30%。

新会社は、鴻池グループが長年にわたって日本で培った病院、医療機器メーカー、医薬品卸会社への医療関連サービスとメディアスホールディングスが提供する病院向け医療材料データベースサービスのノウハウを活かし、インド共和国内で医療材料データベースを用いた物流ネットワークの構築を行う。

インドの各病院では、注射器、注射針、カテーテルなどの医療材料を独自の名称やコードで在庫管理や卸会社への発注を行っているため、誤発注、誤納品、欠品、超過在庫などが発生するという問題がある。そこで、医療材料の標準コードの制定と医療材料データベースの構築によるシステム基盤整備が不可欠であると判断し、医療材料データベース会社の設立構想に至った。 grab allocated most