UDトラックス(埼玉県上尾市)は3月6日、新興国向け大型トラック「クエスター」をスリランカに投入したと発表。2013年にタイで販売開始したが、南アジアではスリランカが初となる。
同社はクエスターを2013年のタイを皮切りに、これまでインドネシア、マレーシア、中国で投入してきた。スリランカなど新興国での長距離輸送や配送、建設現場、鉱山開発などの幅広い用途に対応できるよう、様々な車型を用意し、顧客の事業効率化に貢献する。
スリランカでは、セノック社が整備・販売業務を行う。コロンボ、マタラ、ヴァヴニヤの3カ所の整備・販売拠点で物流業務の要となる車両の稼働維持のための部品供給を行っている。またシンガポールにも部品拠点を置いて、効率的な部品管理と即納に努めている。
セノック社は1979年に設立されたスリランカ有数の複合企業で、建設機械や自動車の整備・販売、貿易といった中核事業に加え、現在は航空、エネルギー、サービス、土地開発、インフラなどにも事業を拡大している。UDトラックスとの提携関係は約30年におよぶ。