日立物流は2月6日、子会社の日新運輸が上海自由貿易試験区に貿易決済代行サービス等を行う現地法人を設立し、2015年2月1日から営業を開始したと発表した。
同社グループでは、主に中国からの調達物流を行う顧客から、従来の輸送・保管・流通加工等の物流サービスに加え、貿易決 済代行サービス等の高付加価値サービスについて求められていた。現地法人の設立は、これらのニーズに応えるとともに、今後成長の見込める中国内の商品販売 物流事業への参入の契機とすべく実施するもの。
同現地法人の行う商品販売物流事業は、荷主として国際貿易(仕入・販売)を担うことで、中国国内での商 業行為も含めた卸売・小売を行うことも営業範囲となっている。
この売買取引ができる品目は日用品や化 粧品、おもちゃ、衣料、靴・鞄といった生活関連用品から、電子部品、自動車部品、ガラス製品、鋼材等の工 業用原材料まで、合計 32 品目の取扱が可能。
【現地法人概要】
名称:暖新国際貿易(上海)有限公司
登記地:中国(上海)自由贸易试验区富特东一路 438 号全幢楼 1 层 124 室
代表者の役職・氏名:董事長 楊 潯
事業内容:貨物の輸出入取引(貿易決済代行サービス)、保税貨物取引、保税区物流 貿易コンサルタント等
資本金:1,000 万人民元(約 1.9 億円)
設立年月日:2014 年 12 月 26 日 (営業開始時期:2015 年 2 月 1 日)
出資者及び出資比率:・日一新国際物流(上海)有限公司:55% ※日新運輸株式会社の100%子会社 ・日新運輸株式会社:35% ・日立物流(中国)有限公司:10%