鴻池運輸(大阪市中央区)は12月18日、同社グループの成長戦略の一環として、アメリカでの既存業務のエリア拡大を図るため、アメリカ東部初の拠点となるアメリカ現地法人、鴻池トランスポート＆エンジニアリング（以下、KTE)レキシントン事務所(ケンタッキー州・レキシントン市)を12月1日に開設したと発表。
KTEでは、アメリカ・メキシコ間、アメリカ・中国間、アメリカ・ASEAN諸国間で鴻池グループのネットワークを活用したワンストップサービスを提供し、グローバル展開の加速を図る。
レキシントン市は、アメリカ東部ケンタッキー州に位置する工業都市で、自動車工場、州の特産物であるバーボン・ウィスキーなどの醸造所をはじめ、食肉、機械、化学など多種多様な業種が揃う。
鴻池グループは、1985年にアメリカへ進出。アメリカ西部では、冷凍・冷蔵・ドライ倉庫の運営、配送、機械・設備などの大型重量物一貫輸送据付、フォワーディング業務などを行う現地法人4拠点により事業基盤を構築してきた。
今回、自動車産業を中心に多数の日系企業、アメリカ企業の集積する東部地区拠点を開設したことで、長年にわたりグループが培ってきた海外への設備輸送、据え付けなどのプラント輸送やフォワーディング業務を中心に、さらなる営業展開と顧客満足度の向上を目指す。