ヤマト運輸、嵐山地域での集配で交通関係環境保全優良事業者等大臣表彰を受賞

ヤマト運輸と京福電鉄(京都市中京区)が共同で行っている、京都市嵐山地域で路面電車を利用したモーダルシフトや環境にやさしい宅急便の集配が「平成26年交通関係環境保全優良事業者等大臣表彰」を受賞した。

交通関係環境保全優良事業者等大臣表彰は、環境保全の取り組みを促進することを目的に国土交通大臣が、CO2の排出量削減をはじめ、交通に関する環境保全活動のうち特に功績のあった事業者などを表彰する制度。平成18年に創設され、今年で9回目を迎える。

ヤマト運輸は、かつて京都府久世郡久御山町にある物流ターミナルから京都市嵐山地域を担当する営業所へ大型トラックで宅急便を輸送し、そこから2tトラックなどの車両に積みかえ、配達をしていたが、平成23年5月から、CO2の排出量削減などを目的に、京福電鉄とヤマト運輸が連携。ヤマト運輸の物流ターミナルと営業所間の輸送をトラック輸送から、京都で唯一の路面電車である嵐電(らんでん)を利用した輸送に切り替えた。各停車駅の周辺地域に配達する宅急便が入った台車を嵐電の1両を貸し切って搭載し、駅からはリヤカー付き電動自転車や台車、電気自動車で集配を行っている。