郵船ロジスティクス、インドシナ半島をつなぐ陸上輸送サービス開始

郵船ロジスティクスは4月9日、インドシナ半島のクロスボーダー陸上輸送サービスであるSEAL(South East Asia Link)の販売を開始したと発表。航空輸送より安価で、海上輸送よりスピーディーな陸上輸送商品を取り揃えることにより、同地域の顧客の多様化する物流ニーズに応える。

SEALは、シンガポール、マレーシア、タイ、カンボジア、ベトナムの5カ国を繋ぐ陸上輸送サービスで、チャーター便だけでなく混載貨物も取り扱えるのが特徴。シンガポール-マレーシア間は週5便、マレーシアとマレーシア以北のタイ(バンコク)、ベトナム(ハノイ)を繋ぐレーンは週2便から3便のスケジュールで運行。

同サービスの活用により、他の輸送モードと比べて料金面、輸送日数の削減が可能。例えば、輸送需要の多いバンコクとハノイ間では、航空輸送と比べて最大約5割の輸送費を、海上輸送と比べて最大約10日の日数の削減が可能。また、使用するトラックにはGPSが完備されており、輸送状況の確認など品質面でも万全の体制を構築している。