山九、第42回木下賞「包装技術賞」を受賞

山九(東京都中央区)は7月19日、バンドー化学と共同開発した輸送貨物の固縛ベルト用張力計「LASHINGBITE®(ラッシングバイト)」が、公益社団法人日本包装技術協会主催の第42回木下賞で「包装技術賞」を受賞したことを発表した。

同機器は、今まで人の感覚で確認していた固縛ベルトの張力を定量的な数値で計測することで、固縛の「見える化」を実現するとともに、適正な固縛を実施した作業管理を提供することで物流事故を未然に防止し、輸送品質の向上に貢献する。また、作業の標準化によって新入社員教育や安全教育にも活用できる。今回受賞した「包装技術賞」は、広く一般から公募した候補の中から包装の各分野で顕著な業績をあげたと認められる技術が受ける表彰で、ラッシングバイトが可能にする安定した作業管理が輸送品質の向上や技術・技能の伝承を促進し、包装産業の発展向上に寄与したとして評価された。