日本通運、パナマで営業を開始

日本通運は、現地法人の米国日本通運がパナマの首都パナマシティに、パナマ支店を開設し、7月2日から営業開始したことを発表した。

同社はパナマ支店の開設により、中南米地域で物流サービスの拡充を行う。パナマには日系企業も約80社が進出しており、同国を中南米への販売戦略の要衝と位置付けている。

太平洋と大西洋を結ぶ運河で有名なパナマは、海路の通過点としての役割だけでなく、中南米最大のコンテナ数量を取り扱う発着点としての役割を担う。世界各国から直行便が運航しており、特に中南米向けのハブとして機能している。また、パナマ運河のカリブ海側に設けられた世界最大級の自由貿易区であるコロン・フリーゾーン(CFZ)は、貨物を一時輸入して関税や消費税を納付することなく保管し、再輸出を行うことができる。