SBSフレック、EC配送に電動アシスト自転車

三温度帯の食品物流ネットワークを展開するSBSフレックは、EC通販の宅配業務を運営している市川デリバリーステーション(千葉県市川市)で、5月15日から配送業務専用電動アシスト自転車による配送を稼働した。

市川デリバリーステーションは、JR総武線市川駅近くに位置し、その配達エリアは高層マンションと戸建住宅地が混在する住宅密集地域で、車では大きく迂回しなくてはならない場所が多い。そこで同社は、配送効率を高めるために配送業務専用電動アシスト自転車を導入することを決めた。

導入にあたっては自転車配送専用のマニュアルを整備、研修を行った。配送コースは、配送用自転車の機動力を十分に発揮できるよう、もっとも住宅が密集しているエリアを中心に設定した。今年4月からのテスト配送では、車両で 15 分ほどかかっていたエリアに5分で到着できるようになったことや、着脱可能な荷台のまま棟内を配達するなど、時間および作業量の軽減効果が確認できた。また、配送員が、住民の方々の目に留まる存在になったことで客とのコミュニケーションが活性化するという、想定していなかった効果も得た。