阪急阪神エクスプレス、海外研修生を迎えインターンシップ実施

阪急阪神エクスプレスは、8月29日(月)から5日間、エジプト、モロッコ、 タンザニアからの研修生計3名を招き、インターンシップを実施した。これは、JICA(独立行政法人国際協力機構)主催の「アフリカの若者のための産業人材育成イニシアティブ(ABE イニシアティブ)」のインターンシッププログラムの一環として実施されたもの。

ABEイニシアティブは、日本企業のアフリカ進出に欠かせない、日本とアフリカ間の人脈形成や、 同地域における日本企業の経済活動の水先案内人となる人材育成をめざし、5年間で1000人のアフリカの若者に対し、日本での教育や日本企業でのインターンシップの機会を提供している。昨年に続き2度目となる今回は、「自国と日本の貿易促進の障壁とその解決」をテーマとし、日本の輸出入フローや通関システムに関する講義のほか、倉庫、港湾、税関見学などの実地研修を行った。

参加者からは自国の通関システムとの比較に関する質問があがるなど、現場見学を通し、日本の国際物流の品質に対して理解を深めてもらう事ができた。同社はこの他にも、今年8月にケニア・ナイロビで開催された第6回アフリカ開発会議(TICAD VI)の公式サイドイベント、ジャパンフェアへ参加するなど、様々な形でアフリカでの事業拡大を目指し、今後もビジネスの礎となる人材育成に積極的に取り組む姿勢だ。