山九、国内で新型超重量物輸送特殊車両および大型クレーンを導入

山九は、日本初となる最新鋭の超重量物輸送特殊車両「ユニットドーリ」、および大型クローラークレーンを導入し、7月12日に見学会を実施した。

超重量物輸送特殊車両「ユニットドーリ」はドイツのショエル社製で、今回同社が導入した最新モデルは最大積載量が60 トン/1 軸とこれまでの40トンに比べ大幅な能力向上を実現。また、一部タイプの車両は、縦方向に2分割できるスプリットタイプとなっており、積載する物のサイズや形状によっては、従来左右2台編成必要であった輸送作業を1台、あるいは1.5台で行うことが可能になる。大型クローラークレーンはリープヘル社(ドイツ)製で、800トン級の吊上げ能力を有する最新鋭の国内第1号機となる。800トン級としてはコンパクトな車体ながら、この クラスでは最長となるロングブームを有しており、特に100メートル以上の吊上げ高さや大きな作業半径を必要とする大規模プラント建設などの作業における活用を予定する。