センコーとランテックがシノトランスエアと合弁会社設立

センコーは12月24日、冷凍・冷蔵物流事業を展開するグループ企業のランテックとともに、中国の国営会社で航空貨物輸送を主とする中外運空運発展股份(以下、シノトランスエア)と、中国で冷凍・冷蔵物流業務を行うため、12月22日に新会社設立の合弁契約基本合意書を締結した。

現在、センコーは「Moving Global」をコーポレートスローガンに、国際物流事業の強化に 取り組むとともに、昨年グループに迎えたランテックと、互いの得意分野を活かした3温度帯物流事業に取り組んでいる。一方、シノトランスエアは中国で航空貨物輸送代行などの物流業に従事しており、国営企業として中国国内で急速に進む冷凍・冷蔵物流需要に対する取り組みを検討している。

今回の合弁会社設立を機に、センコーの現場力とランテックの冷凍・冷蔵物流の技術・ノウハウを活かし、シノトランスエアが中国国内に保有する拠点、土地を活用し、高品質な冷凍・冷蔵物流ネットワークの構築に取り組む。なお、合弁会社は来年2月に設立予定で、上海浦東国際空港に隣接する土地で2017年 7月に冷凍・冷蔵物流センターを稼働させ、以降2024年度までに中国の主要都市で 計8ヵ所の冷凍・冷蔵物流センターを開設する計画。