DHL、新たにトルコ向け「LCLダイレクトボックス」を開始

DHLグローバル フォワーディング ジャパンは9月3日、日本とトルコを結ぶ海上小口混載輸送(LCL)の新サービス「LCL ダイレクトボックス」を同日から開始したと発表した。積み替え無しで直接輸送する新サービスは、従来に比べ輸送所要日数を約7日間短縮し、34日で横浜港からトルコ・イスタンブール港まで結ぶ。

トルコ向けLCLダイレクトボックスサービスでは、横浜以外に日本側のコンテナ・フレイト・ステーション(CFS)がある東京、名古屋、大阪、神戸および博多からも集荷、積み込みを行い、貨物を横浜港に集約しコンテナに仕立てる。

CFS間の所要日数として、横浜発43日、東京、名古屋、大阪、神戸発46日、博多発47日と、横浜港からトルコ側仕向け地であるイスタンブール(アンバーリ)港まで途中の中継地でのコンテナの開封・再仕立てのための別のコンテナへの積み替えが発生しないことから、大幅なリードタイムの短縮の実現が可能になり、また製品への潜在的ダメージも著しく減少する。その結果、安定した輸送スケジュールが見込めるため、顧客にとっては納期のコントロールが容易になり、在庫管理のコスト軽減につながる。